「しんぶん赤旗」1999年1月16日東京版より
稲城 定数削減案に批判
特別委で参考人陳述 チェック機能弱まる
稲城市で昨年12月議会で設置された「議員定数調査特別委員会」が14日、多くの市民が傍聴にかけつけるなか開かれました。
定数削減の議員提案にたいする参考人陳述が4人の市民代表からおこなわれました。反対の立場から意見陳述した新日本婦人の会の楠原善子さんは、市民からの請願・陳情を締め切った後で、市民の意思表示できない期間に、市民の参政権にかかわる重大な問題を議員提案として提出したことを批判。
同じく反対の立場で意見陳述に立った稲城をよくするみんなの会代表委員で、市長候補の岡田たかお氏は、定数削減がされたら32年前の稲城町の時代の定数に逆戻りし、1票の重みが、当時の3分の1になってしまうことや、市政へのチェック機能が弱まるとして反対しました。その上で行財政改革の名のもとに市民負担を強めるのではなく、「議員みずから先べんを示す」というなら、みずから報酬の引き下げをおこなうべきだと指摘。議員報酬を4年間に2度も引き上げ、前回削減した2人分の報酬をほぼ山分けしている事実を明らかにし、定数削減の議員提案に道理がない、とのべました。
それにたいして、賛成の立場から意見陳述した市民は、議員提案理由を繰り返し、議員定数を定めた地方自治法を攻撃し、明治憲法を持ち出しました。
参考人の意見陳述の後、「議員の現行定数維持を求める請願」の趣旨説明を、紹介議員であるたらお治子市議がおこないました。
特別委員会は、この日の参考人陳述と主旨説明を終え、18日に議員提案と請願を審議、委員会採択を強行しようとしています。28日には臨時市議会が予定されており、議員定数削減条例を強行採決しようとしています。
市内の広範な団体・個人が結集し、日本共産党も参加する稲城をよくするみんなの会は、ひきつづき署名や宣伝で広く市民に訴え、定数削減の攻撃を打ち破っていくことを確認しました。