しんぶん赤旗」東京のページ 2003年7月25日より

稲城 オオタカすむ里山守って

日本共産党 都環境局に要望

 オオタカが生息する豊かな里山の自然を守ってほしいと住民運動が広がっている,稲城市の南山東部土地区画整理事業の問題で,日本共産党稲城市議団,都議団,緒方靖夫参院議員事務所は24日,東京都環境局長に対し貴重な自然とオオタカを守るための必要な対応をとるよう要望しました。

 多羅尾治子,岡田学両稲城市議と楠原はるとし同前市議,渡辺康信,清水秀子両都議らが参加し,環境局自然環境部の徳毛宰部長らが応対しました。

 要望は,(1)同区画整理事業の環境影響評価書で実施が約束されているオオタカ生息補足調査(モニタリング調査)の02年度調査結果と03年度同調査の進行状況について明らかにすること (2)環境影響評価書に02年度のモニタリング調査結果をあえて反映させないまま「オオタカは営巣していない」とする評価書を発表(02年9月)した経緯と責任を明らかにすること (3)専門家によるオオタカ検討委員会の早期発足 (4)南山地域全体を保全する方向で,都と稲城市が共同の取り組みをすすめるなど−の4項目。

 都側は,「年明けにも自然保護条例に基づく事業者との協議に入ることになるのではないか」という見通しを述べ,オオタカ検討会には専門家やNPOが正式構成員として加わるべきであり,そこでの分析・検討をふまえて,必要なら計画の見直しが行なわれるのが当然の手順だ,との見解を示しました。徳毛部長は,「事業者には,早めに検討協議会を立ち上げてもらいたいと思っている。みなさんの心配は分かりました。事業者に強力な指導をしていきたい」とのべました。

 参加者からは「南山周辺は,多摩丘陵東部の貴重な生息地。全体の保全をぜひ検討してほしい」「都はオオタカを守る立場から,事業者を指導してほしい」など,意見や要望が相次ぎました。


南山東部土地区画整理事業とオオタカに関する要望書