15日午後2時から,都議会内で,「30人学級実現」を求めて,東京都と教育庁に対する日本共産党主催の要請行動がおこなわれ,東京中からの200名を超える都民が会場にあふれました。多摩・稲城市からは,石渡あきら・都議予定候補ほかが参加しました。
最初に,各区市町村の日本共産党の組織から,住民から集めた「30人学級の実現」を石原都知事と横山教育長に求める要請署名(5万3千を超える)が,直接,教育庁幹部に手渡されました。多摩・稲城からは,運動の先頭に立ってきた石渡あきら・予定候補が手渡しました。
このあと,曽根はじめ都議が,参加者を代表して,(1)全都から寄せられた署名の重みをどう考えるか? (2)この間,ほとんどの道府県で実施されている少人数学級の取り組みの成果をどう評価するのか? (3)東京都はいつになったら「30人学級」に踏み出すのかという都民の思いにどう答えるのか? という3点について,東京都教育庁の見解を求めました。
1学級「15〜16人」でこそ,子どもが主役になれる!
答弁に立った山際成一・学務部長は,要旨,「5万人を超える署名の重みは受け止めたい」「少人数学級を実施している件の成果は参考にしたい」としたものの,「生活集団は,一定規模が必要で,30人学級だと15〜16人のクラスができることもあり,これでは集団が小さすぎて切磋琢磨できない」「たしかに学力をつけるうえでは少人数が有効だが,これは加配教員を弾力的に運用して少人数授業をおこなうなどで対応すべきだと考えており,限られた教員定数で少人数学級を実施するつもりはない」などと,きわめて消極的な姿勢を示しました。
この答弁に対しては,参加者から続々と手があがり,「40人の子どもが教室にいると,6畳間に6〜7人の子どもがいることになる。こんなことを放置していいのか。」「教員はもちろん,校長なども表立って口に出さなくてもみんな30人学級を望んでいる」「15〜16人だと規模が小さいなどと言うが,その規模でこそ,子どもたち一人ひとりに活躍の場ができ,「その他大勢」の子どもがいなくなる」「生活の場のクラスの単位と授業の単位が違うと,教員にとっても子どもにとっても大変な負担になる」など,つぎつぎと,実態を踏まえた意見,要望が出されました。
3月議会では議論になるはず 都教委
最後に答弁に立った比留間英人・総務部長は,「きょうの要望は知事と教育長に伝えます」「30人学級については,3月定例都議会でも議論になるでしょう」と述べました。
都教育庁は,児童数の減少のなかで,小学校でいえば,半分のクラスが実態として「30人以下になっている」などと,いかにも「30人学級は必要ない」かのようなことも言っていますが,40人学級のままでは,表のように,児童数が減っても,「1クラスの人数」が減るどころか,逆に増える場合があり,制度的に確実に「1クラスの人数」が減っていく30人学級こそが求められているのではないでしょうか?
「31人以上のクラス」は,多摩市では,小学校・43%,中学校・74%,稲城市では,小学校54%,中学校・66%という深刻な状態です。
都議会で,「30人学級の実現」を求めている,ただ1つの党,日本共産党をぜひ伸ばしてください!
学年の児童数の減少と「1クラスの人数」の変化の「40人学級と30人学級の違い」
| 1学年の人数 |
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81人 |
76人(-5) |
71人(-10) |
| 40人学級 |
クラス数
(1クラスの人数) |
3
(27, 27, 27人) |
2
(38, 38人) |
2
(36, 35人) |
| 30人学級 |
クラス数
(1クラスの人数) |
3
(27, 27, 26人) |
3
(26, 25, 25人) |
3
(24, 24, 23人) |
「1学年の人数」が81人だと「40人学級」でも「30人学級」でも,「1クラスの人数」はほとんど変わらないが,児童数の減少によって「1クラスの人数」は,「40人学級」のままでは増え,「30人学級」では,確実に減ることがわかる。
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