毎年黒字をつづけている東京都住宅供給公社(以下,公社)。今年4月から全戸数の6割以上・39,000戸を対象に家賃値上げを強行しようとしています。居住者の生活実態,公社の経営状況からも,値上げにはなんの道理もありません。市かも,継続家賃(既入居者の家賃)を市場(民間住宅)家賃をもとに今後3年ごとに改定する方針です。
今回の家賃改定でさらに年間5億円の増収見込む
公社は,「主力事業である賃貸住宅管理事業が引き続き好調に推移し,17億円の事業利益(民間企業の営業利益に相当)を計上しました」(公社ホームページ「平成14年度決算のポイント」より)などと経営の健全さを誇っています(一般賃貸住宅管理事業では,9億6000万円の利益)。
今回の家賃改定でさらに年間5億円もの増収を図ろうとしています。
年金など社会保障改悪による負担増に加え
平均2千2百円,最高5千円の引き上げに
小泉自公政権が社会保障の改悪や庶民増税でこれまで4兆円超,さらに3兆円の負担を国民に押しつけようとしています。
こうしたなか,39,000戸(全戸数の63%)が平均月2,200円,最高5,000円もの家賃引き上げになります。これは居住者によって“激痛”にほかなりません。
※約15,000戸が引き下げ,約7,400戸が据え置きになります。
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居住者の生活実態をまったく無視
65歳以上の世帯主3割 年金受給世帯4割 収入は激減
いま公社住宅居住者の高齢化と年金受給,収入減が急速にすすんでいます。
公社の「居住者実態調査」(02年度実施)でも,「世帯主65歳以上」が約3割,「年金受給世帯」は4割以上で,いずれも5年前の調査より1割も増えています。
「世帯年収」も5年前の590万円から476万円に激減。
居住者の生活実態を考えたら,家賃は値上げどころか,引き下げるべきではないでしょうか。
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公社評議員会
日本共産党は改定案に反対
自民・公明・民主の評議員(都議)は賛成
公社評議員会は1月27日,公社が提案した家賃値上げなどを内容とする「家賃改定案」を承認。日本共産党の評議員(都議)は「不況と医療や年金・介護などの負担増で多くの人が苦しんでいる現在,値上げは行うべきではない」と主張し,反対しました。
自民・公明・民主の評議員(都議)は賛成しました。
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