東京都の浜渦武夫副知事(52)が酒に酔って暴力事件を起こしていた問題について、石原慎太郎都知事は27日の記者会見で、浜渦氏を処分せず不問に付す考えをしめすばかりか、暴力容認論をとくとくと展開、事件を報道するマスコミを非難しました。
石原知事は「任命権者の知事はどのような責任を感じているのか」「処分はしないのか」との質問に、「プライバシーの問題」として、「(処分を)する気はありません」と答えました。
これに納得しない記者団の質問にたいし、石原知事は激昂して、「売られたけんかか、売ったけんかか、わからないじゃないの」と事件の詳細は知らないとしつつ、「私も2人して酒を飲んであばれたこともあるし、大立ち回りを赤坂でやって・・・」とのべ、「いかなる場合でも暴力をふるっちゃいけないの?なぐられたら、なぐり返してはいけないの?」と暴力を容認する姿勢を露骨に示しました。
浜渦氏が「フォーカス」誌記者ともみあい、「(浜渦氏の)右手のパンチがカメラマンの左頬を直撃」(同誌11月1日号)と報じられた事件についても、「浜渦氏は一種の犠牲者」、「出来事は、落着しているんだから。なんでメディアの手によって蒸し返されなくちゃいけないの」「くだらねえ野次馬だよ」と、マスコミの報道を非難しました。
本人さえ24日の記者会見で、「トラブルを回避するすべはあった。私のミス」と認めている副知事としてあるまじき暴力事件の当事者となった浜渦氏の行為を正当化するだけでなく、暴力を容認する石原氏の言動は、都知事としてのみずからの資質が厳しく問われるものです。