非常識な公明−石原知事問答

否定できない 日本共産党の抜群の実績

2001年3月17日(土)「しんぶん赤旗」より


 都議会予算特別委員会で16日,公明党の谷口卓三都議(町田市)が,質問のなかで日本共産党のビラをとりあげ,「成果というが共産党は予算案に反対した」「このチラシは全部ウソ」などとでたらめな攻撃を行ない,これとかけあいで,石原知事も「(日本共産党は)ハイエナに似ている」などと中傷発言をしました。 しかし,どんなに打ち消そうとしても,都議会第2党の日本共産党が,幅広い都民との共同の力で,都政を動かしてきた大きな成果を,否定することはできません。


シルバーパス
無料制復活主張の日本共産党 「1000円の負担」押し付公明党

 公明党議員は,昨年のシルバーパス全面有料化で,所得の低いお年寄りにも1000円の負担が押しつけられたことについて,「(1000円は)事務費相当額ということで,運賃有料化にはあたらない」と強弁しました。
 しかし,70歳以上の人に無料で交付されていたパスが,住民税非課税者1000円,同課税者2万0510円(一部に経過措置で例外)という制度になったのですから,これが全面有料化でなくてなんなのでしょうか。
 前回都議選のさいに,「シルバーパス現行通り存続」といっていた公明党が,石原知事にかわったとたんにその公約を投げ捨て,自民党などとともにシルバーパス全面有料化をすすめ,いまになって「全面有料化ではない」というのは,二重,三重に都民を裏切る態度です。
 日本共産党は,青島知事の「財政健全化計画」とのたたかいで,公約を貫き,シルバーパス有料化を阻止。 その後,自民や公明の裏切りによって有料化が強行されましたが,多くの都民とともにシルバーパス無料制度復活のためにたたかっています。


水道料金
値上げ阻止した日本共産党 当局いいなりの公明党

 公明党議員は,水道料金の値上げの「提案がないのにストップをかけたというのが共産党の言い分」だからうそつきだと決めつけました。
 しかし,水道局が97年11月に出した,98年度の収支見積もりで100億円余りの不足が生じるとして,日本共産党都議団に「値上げする」と説明しました。 当時,都が上下水道セットで値上げする計画をもっていたことは,都政の現場にいるものならだれでも知っていることです。
 前回の料金大幅値上げ(94年4月)以来,日本共産党は本会議や公営企業委員会でこの問題を質問してきました。 ほかの党が値上げの問題点を追及しようともしないなかで,日本共産党が「黒字なのだからむしろ料金を値下げすべきだ」という論戦を繰り返してきたことが力になって,値上げを提案させなかったというのが実際です。


私学助成,中小企業融資 乳幼児医療費助成
一貫して実現に努力してきた日本共産党

 公明党議員は,「私学助成,中小企業融資,乳幼児医療費助成拡充を成果というが共産党は予算に反対した。 これは大うそだ」とのべました。 議会政治のイロハもわきまえない,でたらめな主張です。
 「政治の顔」である予算案への賛否は,政治の基本的方向に対する評価で決まるものです。 予算案に反対したからといって,個別の施策全部に反対したということにはならないのが常識です。 公明党の言い分が通るなら,国政の場で61年の結党から36年間,野党として政府予算案に反対した公明党が,あれこれ実績宣伝をするのは「大ウソ」だということになります。
 乳幼児医療費助成は,都がそれを拒み続ける中,日本共産党が80年代から4回にわたって条例提案するなど,粘り強く実現を求めてきたものです。 当時,その条例案に反対した公明党は,都民の要求に敵対した経歴をもっています。


大銀行課税,ディーゼル車規制
日本共産党の先駆的提案実る

 公明党議員は,大銀行課税,ディーゼル車規制について,「石原知事の大英断」によるもので,「共産党の成果なんて片腹痛い」と攻撃しました。
 ディーゼル車規制についていえば,日本共産党が革新都政時代から主張していたことは広く知られた事実です。 石原都政がおこなった浮遊粒子状物質対策をとってみても,たぞえ民夫都議が98年9月,青島知事(当時)に対して提案した趣旨が生かされたものだから,賛成しました。
 大銀行課税についていえば,98年3月18日の財政委員会で古館和憲都議が提案した趣旨が生かされたものであり,マスコミでも,石原知事の銀行課税は「日本共産党の提案をパクったという話もありますが…」(ニュースステーションの久米宏キャスター)という指摘があったほどです。


公明議員質問に全面反論 吉田都議 事実でくつがえす

 吉田信夫都議(杉並区選出)は,公明党議員が同日の予算特別委員会で日本共産党が党のビラを「誇大宣伝」,「全部ウソ」などとした攻撃に,一つ一つの事実を示して反論しました。
 吉田氏は,シルバーパス問題での公明党の攻撃に対し,「自らは,公約を破って全面有料化に賛成しながら,都民の公約を守って無料パスの継続を求める日本共産党を攻撃する態度こそ都民に問わなければならない」と批判しました。
 吉田氏は,水道料金の値上げ計画について,水道局が97年11月に「主要事業概要」の「財政収支」を示して,98年度の累積収支が118億円不足するとして,料金改定を説明した事実を指摘,赤川正和水道局長もその事実を確認しました。
 ディーゼル車規制の問題では,1998年9月18日の本会議一般質問で日本共産党の,たぞえ民夫都議が当時の青島知事にディーゼルエンジンの浮遊粒子状物質対策などを求める質問をした事実を環境局長に確認。 中野英則環境局長もこれを認めました。 吉田氏は,公明党議員とのやりとりの中で,石原知事が「(日本共産党は)ハイエナに似ている」などと中傷する答弁をしたことを批判。 答弁の撤回を求めました。