公明党・自民党が,日本共産党の宣伝を「ウソ」「デマ」よばわり

事実をみれば白黒ハッキリ

 公明党と石原知事が都議会を舞台にした反共作戦を行い,自民党まで加わっています。 しかし,その中身は事実そっちのけの内容ばかり……問題の白黒はハッキリしています。


シルバーパスの

全面有料化

公明党は「有料化ではない」といいますが…

これまで無料のものが,1000円になれば
「有料化」というのは社会の常識

 3月16日の都議会予算特別委員会で公明党都議は「(日本共産党のビラの)シルバーパスの全面有料化という表現は間違い」であり「大うそつき」と攻撃しました。 公明党の主張は「(1000円の負担は)事務費相当額だから運賃有料化ではない」というものです。しかしこれくらいデタラメな話はありません。
 これまで無料だったものが,どんな名目であろうが,費用を払わなければもらえなくなれば,それを「有料化」というのは社会常識です。

”有料化でない”と強弁するのは公約違反を認めたくないから

 それを非常識にも「有料化でない」などと強弁するのは,有料化を認めてしまえば,4年前の都議選のときに大宣伝した「制度を後退させるような見直しには反対」(「公明新聞」97年5月14日付)「シルバーパスを守ります」「制度の後退許さず」「現行制度を守る」という公約に,自ら違反したことを認めることになるからです。

事実1

シルバーパスを受けとるには

●住民税非課税の場合

1000円必要

●住民税課税の場合

00年度は5000円必要
01年度は10000円必要
02年度は15000円必要
03年度以降は20510円必要

事実2

東京都や各区・市の広報でも明記

  • 「いままで無料だった方からも,利用者負担をいただくことになりました」(広報東京都2000年5月1日号から)
  • 「すべての方が有料になります」(あだち広報2000年8月10日)
  • 「シルバーパスはすべての方が有料になります」(ねりま区報2000年7月11日)
  • 「十月からシルバーパスがすべて有料となります」(大田区報2000年7月1日)
  • 「9月4日から有料で交付します」(広報まちだ2000年9月1日)
  • 「シルバーバス制度 平成12年10月から有料に」(市報ひがしむらやま2000年7月15日)
  • その他,品川区,目黒区,世田谷区,中野区,豊島区,墨田区,江東区,荒川区,北区,葛飾区,江戸川区,武蔵村山市などの広報でもシルバーパスが有料と区民・市民に知らせています。
公明党の言い分では都や区・市も「うそつき」となるのでは?


銀行税,
ディーゼル
排ガス規制

公明党は「共産党は石原知事がやったことを自分の手柄だと
宣伝している」といいますが…

日本共産党が提案したことは否定できない事実

 石原知事が銀行税やディーゼル車の排ガス規制を提案してきたとき,日本共産党はかねてから主張してきたことに沿うものであり,賛成し,その実現に力をつくしました。 「私たちもこういう提案をしてきた」と都民の前で胸をはって言えるのは,日本共産党だけです。 公明党は,それがくやしくて攻撃をかけてきたのです。
 しかし,日本共産党の提案は議事録にハッキリ残っています。 だからマスコミも「(銀行課税は)共産党が提案している」と言っているのです。
 この事実は動かせません。 すると今度は,自民党が「提案したといっても,ちょっとさわっただけ」などと新しい悪口を言い出しました。
 しかし日本共産党の銀行課税提案は,大銀行優遇の仕組みのために銀行からの都税収入はゼロになってしまう危機をどう打開するのか…真剣な論戦を通じて生み出した提案です。 銀行からたんまり献金をもらっている自民党には絶対に口にできなかった話です。
 だから石原知事が提案したときには,日本共産党は各会派の幹事長会を拓いて国や財界の圧力をはねかえして実現しようとよびかけました。 一方,当時の小渕首相は「慎重に」,公明党神崎代表は「税体系と国の対策との整合性という点で問題がある」とブレーキをかける側に回りました。
 ディーゼル車の排ガス規制にいたっては,日本共産党は,くり返し様々な角度から,何回もとりあげ,実施をせまってきたものです。

事実3

議事録でもハッキリ

不良債権処理を理由に税金逃れをしている大銀行への課税を提案(ふるだて都議財政委員会98年3月18日)

 したがって,日本共産党としては,外形標準課税の導入にあたっては,中堅の中小企業にも配慮したものとする。それで,資本金10億円以上,あるいはまた,その中には内部留保なんかも含めるとか,より明確な形でこういう銀行資本なんかに対しても適切な課税ができる,そういう方策を探るべきである,また,そういう働きかけをするべきだ,そのことを強く求めて,私の質問を終わります。

ディーゼル車の排ガス規制を強く提案(たぞえ都議一般質問98年9月18日)

 都の環境科学研究所は,公害防止のために,ディーゼルエンジンの黒煙を除去する装置開発や,粒子状物質をフィルターで集め,自動的に焼却するシステムを開発しています。自動車メーカーに,これらの技術を生かすよう強力に求めるべきではありませんか。
 また,浮遊粒子状物質対策も重要です。日本のメーカーは,欧米諸国への輸出は,より厳しい浮遊粒子状物質の基準に沿って低公害のディーゼル車を生産しているのに,国内向け自動車は緩い国内基準で済ませているのです。こんなことが許されるでしょうか。浮遊粒子について,せめて欧米並みの厳しい基準に合った車の生産をメーカーに強く求めるとともに,国に排出基準の改定を求めるべきではありませんか。

事実4

マスコミも「共産党が提案」

久米キャスター「おととしか,さきおととしの東京都の議会で,日本共産党が提案しているのはご存知ですね。」

石原知事「それは知らない。そのとき都庁にいたわけじゃないから」

久米キャスター「日本共産党の提案をパクったという話もありますが……」

(ニュースステーション2000年2月14日)


水道料金
値上げス
トップ

公明党は「値上げ計画自体なかったのに,「ストップさせた」と
共産党が宣伝している」といいますが…

値上げを検討していたのは明らか。提案をあきらめ
させたのは,値上げの根拠を崩した日本共産党の論戦

 公明党は,”値上げの計画自体が,初めからなかった”などと攻撃をしています。 しかし水道局は97年11月に翌年度収支見積もりで100億円以上の不足が生じるとして,日本共産党都議団に「値上げを検討する」と説明しました。
 実際,日本共産党に値上げの説明があった直後の97年12月議会では,日本共産党は本会議代表質問で「横綱級といわれる上下水道料金の値上げ計画も準備され…消費をさらに落ちこませることになるのは明らか…公共料金は据え置くのが賢明な判断」と追及。 都側も水道料金値上げの検討を否定しませんでした。
 そして,都は「使用料,手数料の見直しは住民間の負担の公平を図る見地から実施するもの」としたうえで「経営努力による経費削減を図る」と答えていました。 だからこそ98年1月17日付の読売新聞も「水道局でも来年度だけで114億7500万円の赤字が見込まれ,値上げを検討したが見送った」と報道しているのです。
 これを見ても明らかなように提案をあきらめさせたのは,94年の大幅値上げ以降,水道会計を赤字であるかのように見せかけてきた事実を徹底して暴き「黒字なのになぜ値上げするのか」と追及してきた日本共産党の論戦の力です。
 さらに,値上げを断念させた後も98年,99年と連続して公営企業委員会で,水道局に値上げの根拠を崩す論戦を展開。 こうした論戦を通じて4年間,値上げをストップさせています。

 ところが公明党は「”値上げの計画”自体が初めからなかった」「「共産が値上げ阻止」はウソ」(「公明新聞」2000年3月27日付)と日本共産党を攻撃していながら,公明党世田谷総支部は「水道料金など都政史上最大の値上げを阻止し」た(「KOMEIせたがや」4月3日号)と宣伝しています。 自分で「”値上げの計画”自体が始めからなかった」といいつつ,どうして「値上げを阻止」したなどといえるのか。 公明党の口から出任せのこのデタラメぶりにはあきれます。

事実5

一般紙も「値上げを検討」と報道

都下水道料値上げ/3月議会に提案/6月から平均8.4%

(「読売新聞」98年1月17日付)


  

公明党は「共産党は予算案に反対したから,成果というのはウソつき」といいますが…

”予算に反対したから実績ない”なら公明党の実績宣伝は「大ウソ」に

 私学助成や中小企業融資を守り,乳幼児医療費助成を拡充した日本共産党の実績を否定するために,公明党が持ち出したのが「予算案に反対していながら,自分の党の成果だというのは大うそつき」というものです。
 しかし,これくらいこっけいな話はありません。 国政でも地方政治でも「政治の顔」といわれる予算への賛否は,政治の基本方向への評価を示すものです。 これに反対したからといって,中に含まれている住民要求を反映したものに反対するものでないことは政治の「イロハ」です。
 もし”予算案に反対したから実績ではない”ということになれば,野党時代に政府予算案に反対し続けた公明党自身の”実績”が問われることになります。
 公明党の前身である公明政治連盟が発足した1962年以来,政府予算案に36回反対,賛成したのは3回です。 公明党は「教科書無償配布」や「児童手当」,「さい帯血保険適用」などを実績として宣伝しています(「公明新聞」2000年4月30日「公明党をこう語ろう」)が,それを含む予算にほとんど反対しています。 公明党の人たちは自分たちが何を言っているのか理解できているのでしょうか。

事実6

国政での公明党の予算への態度

年度 賛否 公明党が”実績”と宣伝するもの
62年
63年
64年
65年
66年
67年
68年
69年
70年
71年
72年
73年
74年
75年
76年
77年
78年
79年
80年
81年
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対
(公明政治連盟)
   ↓教科書無償配布
(公明党結成)







   ↓児童手当
82年
83年
84年
85年
86年
87年
88年
89年
90年
91年
92年
93年
94年
95年
96年
97年
98年
99年
00年
01年
反対
反対
反対
反対
反対
反対
反対

反対
反対
反対
反対
賛成
反対
反対
反対
反対
反対
賛成
賛成


  ↓パート減税




(自民党単独採決)


  ↓白内障眼内レンズ
   保険適用




  ↓さい帯血保険適用



デタラメな共産党攻撃ではなく

都民の前で公明党は答えるべきことがたくさんあります


 

KSDから広告料の名目で多額の応援を受けていた責任をどう感じているのか

公明新聞へ総計756万円

 KSDから,公明党にも,公明新聞広告料として,総計756万円が渡っていました。 広告掲載は99年4月から昨年9月まで1回につき42万円(18回分)です。
 公明党は”なんら問題ない”といっていますが,もとは中小企業の共済掛け金から出たお金。 それですむ話ではありません。

「公明党は謝罪すべき」の声も

 公明党は「公明党にもKSDマネーに汚染」と報道した写真週刊誌「フライデー」を名誉棄損で告訴しました。
 これに対し同誌は反論記事を掲載。 KSD元川越副支部長・伊藤勝水氏が「名目が献金であろうが,広告料であろうが,われわれの会費が政党に渡ったことには変わりはない」「……共産党の「赤旗」には広告を出していないでしょう。公明党はわれわれ会員に対して謝罪するべきです」と述べたコメントを紹介しています。

ねらいは,自・公 国会議員への「浸透」

KSDの内部資料で判明

 「しんぶん赤旗」が入手したKSDの内部文書によれば,自民党と公明党の機関紙に広告費を支出していた目的は,「両党の国会議員,各地方議員,各界のリーダーに向けての浸透度の向上」と記しています。


 

機密費の分け前にあがっていながら,なぜ反省の言葉がないのか

「共産党は受け取らなかった。公明党は最初は背広の生地ぐらいしか受け取らなかったが昭和50年代ごろからはうけとるようになった」

元衆院議長秘書平野参議院議員(現自由党副幹事長)のインタビュー(「朝日新聞」2000年3月22日付)より

「(機密費からでる)せん別を受け取る人は与野党問わない。だが共産党だけは呼んでも取りに来ない」

村山内閣の官房長官野坂浩賢氏(社会党)のインタビュー(「朝日新聞」1月26日付)より

 以上の証言でも,公明党が機密費の分け前にあがっていたことはハッキリしています。
 それなのに,なんの反省の言葉もありません。 そして自民党とともに,機密費の予算を従来通りの額で押し通しました。


 

シルバーパスやマル福−−4年前の都議選の公約を投げすてた責任はどう考えているのか

「断じて後退させない」と公約していたのに,全面有料化に賛成

 公明党はシルバーパスについて,「東京新聞アンケート」で現職都議全員が,現行どおり存続や拡充を公約していました。
 また「後退させるような見直しには反対」と公明新聞などで大々的に宣伝しました。
 それなのに全面有料化に賛成する……政党丸ごと公約違反です。

マル福(老人医療費助成)・老人福祉手当を「自分たちがつくったもの。なくすわけがない」「制度拡充を」と公約していたのに,段階的廃止に賛成 

 公明党は「東京の福祉は全国トップレベル」と老人医療費助成・老人福祉手当を持ち上げ,藤井代表(当時)は「私たちがつくったもの……自分たちの手でなくすわけがない」(公明新聞97年6月11日)と演説しました。
また98年11月に発行した政策でも,老人医療費助成について「所得制限の緩和,および一部負担金の軽減に努めます」と制度の拡充を公約していました。
 そのいっぽうで東京都の福祉切り捨てのたくらみを告発し,福祉を守るために都民の力をあわせようとよびかけている日本共産党に対しては「福祉切り捨てはない。共産党はウソつき」と口汚い攻撃を行いました。
 ところがどうでしょう。 そのマル福と老人福祉手当の段階的廃止に公明党は賛成しました。
 この公約違反によって,たくさんの都民が苦しんでいるのに,公明党はだんまりをきめこんでいます。 自分たちの悪政をごまかすために他党を「ウソつき」よばわりするヒトラーのナチスばりの宣伝。 政党としての品性のかけらもありません。


「知事の発言は,議会の尊厳をじゅうりん」

「ハイエナは言い過ぎ」

−公明と石原知事のかけあいの反共攻撃に 他会派,都政専門紙が批判

 公明党と石原知事とかけあいで行われた反共攻撃。 そのあまりの異常さに,都議会の他の会派からも,そろって批判の声が出されました。

●越えてはならない一線越えた

 「従いまして,知事の一連の発言は,どう強弁をされようといたしましても,これは議会の尊厳をじゅうりんする,執行機関としては越えてはならない一線を越えていたと言わざるをえないのであります。」(無所属クラブ・本会議の討論から)

●猛省を促したい

 「知事の,感情を露にした不穏当な発言もさることながら,とりわけ,前代未聞というべき再三に亘る副知事の不規則発言と,それを他の副知事が制止できない状況は異常であり,議会軽視も甚だしい。 猛省を促したい。」(社民党「定例会を終えての談話」から)

●議会の権威を守れ

 「議会の場で(理事者をまきこんで)ああいう形でやることは好ましくない。 党と党の間でやればいいことだ」「議会の権威を守り,高めることがわれわれ議員の仕事」(民主党幹事長が「しんぶん赤旗」に答えて)

●共産党の抗議は当然

 また,都政の専門紙(「都政新報」2001年3月23日付「記者座談会」)も,次のような批判の声をあげています。

 福祉施策をめぐる「自共対決」などは政策の違いを争う論戦として評価できる。 ただ,自民,公明の共産党攻撃はそのレベルを超えた選挙対策ではないかと勘ぐってしまう。
 自民,公明両党は「石原与党」の立場で質問を展開しており,政党としての特色がなかなか出しにくい。 だから共産党をターゲットに差別化をはかるという戦略だ。 知事の「ハイエナ」発言を引き出して紛糾したが,共産党攻撃には知事も一役買っている。
 「ハイエナ」は言い過ぎだった。 「品性にかける」と共産党が抗議したが,当然だね。

−これが都民の当たり前の感覚です。

 「ハイエナ」というなら,政党助成金を受け取り,機密費を受け取り,「大名旅行」と呼ばれる海外視察に出かけたりするなど,都民・国民の税金を食い物にしている自民党・公明党こそ「ハイエナ」では?