このままでいいのか−稲城をよくするみんなの会ニュース

第34号 2002年4月1日

このままでいいのか,稲城市議会!

市民の要求に立ちはだかり,市長の冷たい政治を激励する多数会派

 3月の市議会は,市民の暮らし,福祉,教育をないがしろにして相も変わらぬ区画整理の公共事業を優先する2002年度一般会計予算案を共産党以外の全会派の賛成で成立させました。また,市民から出されていた30人学級実現,介護保険改善など切実な請願は,市民自治と共産党以外の不賛成でいずれも採択されませんでした。


教育長,30人学級の必要性を否定

 稲城市の松尾沢幸恵教育長は,請願審議のなかで「「30人学級」は必要ないと言い切り,保守系と公明党議員はこの発言にすがって請願を不採択にしました。傍聴した父母ら市民は,時代の流れに逆行する教育長の発言と,不採択を主張した会派,議員らの不見識に憤りの声を上げました。


自らの「主張」を覆す−介護保険

 年金者組合と社保協による介護保険改善(低所得者の保険料などの減免)の請願は,昨年8月に稲政クラブと公明党が合同で市長に提出した要望書とほぼ同一内容。

 ところがかれらはこの請願の採択に同意せず,実効のない”趣旨採択”にしてしまいました。自分の主張を自分で覆す−無責任この上ない実態でした。さらに政府の医療保健3割負担などに反対する請願も,公明党が率先して不採択の論陣を張り不採択にしました。

 このように3月の市議会は,市民の要求に立ちはだかり,市長の冷たい政治を激励する保守・公明多数会派の動きが際立ちました。


稲城市議会の会派構成
稲政クラブ(7人)=石井洋平(平尾),石井直治(大丸),原田えつお(矢野口),田中繁夫(押立),角田とおる(矢野口),岩佐いずみ(向陽台),伊藤ちかこ(平尾)

公明党(4人)=上野末次(平尾),佐脇ひろし(大丸),門島末子(百村),栗山進(矢野口)

市民自治を前進させる会(4人)=荒井健(平尾),藤原愛子(百村),横田こうこ(平尾),森本喜三郎(東長沼)

日本共産党(3人)=楠原治利(東長沼),多羅尾治子(平尾),沢田敏彦(向陽台)

市民クラブ(3人)=栗山勲(矢野口),川原昭太郎(坂浜),川島実(東長沼)

自民クラブ(1人)=大河原克巳(東長沼)

★稲政クラブ,市民クラブ,自民クラブはいずれも「無所属」で立候補,当選してきた自民・保守系会派で離合集散を繰り返す。伊藤氏は社会党→社民党を経て,岩佐氏は無所属を経て合流。稲政クラブと公明党は「みんなで市政をすすめる新世紀の協議会」をつくって議会で同一歩調をとり,石川市長を全面支援。


多摩市で21日に市長選挙

 稲城市に本社のあるごみ収集業者・東都興業からの収賄容疑で前市長が逮捕された多摩市では,14日告示,21日投票で市長選挙が行われます。新婦人の会,年金者組合,日本共産党など13団体と個人が参加する「「市政にみんなの声を」多摩市民の会」では,前市議の新田孝さんを市長候補に擁立し,前市長の汚職事件の徹底解明と清潔な市政の実現を訴えて奮闘しています。

 今回の事件を起こした東都興業は,稲城市内のごみ収集を長年にわたって随意契約で一手に引き受けてきた業者。稲城市の不透明な事業発注,契約のあり方も全面的に問う必要が生まれています。