稲城市議会議長 石井洋平殿
稲城市議会議員の現行定数維持を求める請願書
一九九九年一月
このままでいいのか−稲城をよくするみんなの会 代表委員 永井博
請願事項
市議会議員定数の削減をやめて、現行条例定数二十四人を維持することを求めます。
請願趣旨
三年半前に、「議会の活性化」「少数精鋭による議会運営」「財政負担の軽減」「福祉への転用」「市民の役に立たない議員は税金の無駄づかい」などの理由により、稲城の市議会の議員定数が二人減らされたことはまだ記憶に新しいところです。
私たちは、この三年半の市議会の動向から、前回の削減は市議会と議員の果たすべき役割に照らして、明らかにマイナスであったと痛感しています。市議会の活性化の問題は、議員の質を問うところであり、定数論議とは無関係なことです。また、定数削減によって復し、教育の予算が潤沢となったとは決して言えません。それどころか議員歳費の繰り返し引き上げ、年額わずか五千円の敬老金ですら他の自治体にさきがけてカットするなど、逆の事態が強まっています。
これからは地方分権の時代と言われていますが、市民の切実で多様な意見、要求を議会に反映させてこそ地方政治が市民の暮らしに生かされるのではなでしょうか。いま市民の間では、長引く不況の下で、景気回復を望むと同時に、暮らしや営業に対する抜本的な施策を求める声が日々高まっています。市議会議員を減らせば、それだけこれら市民の声が市政に反映されにくくなることは明らかです。
議員自らが、定数削減案を提案することは、主権者を軽視し、みずからの役割を狭める行為でしかありません。地方自治法による議員定数は三十六名です。とりわけ稲城市は人口が増加しつつある自治体であり、現在の二十四名でも人口対比で二十数年前の半数になっており、さらに22名に減らせば、現在の人口の三割しかなかった一九六七年の稲城町の時代の定数に戻り、民意が当時より三分の一も届かない議員数になってしまいます。
定数を減らす理由はどこにもありません。私たちは、市民の政治参加の道を狭め、真の地方分権に逆行する、これ以上の議員定数削減には強く反対し、連署をもって現行定数の維持を求めるものです。