こんにちは岡田まなぶです No.68(2006年7月)

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6月議会の一般質問
iバスの充実,新文化センターと公民館

 7月に入り夏を間近に感じる暑い日もふえてきましたが,みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 今回は,6月議会での私の一般質問,1.iバスの充実,2.貧困と社会的格差の広がりのもとで市民生活を守る市政を,3.新文化センターと公民館,4.大気汚染を減らすニュータウンの交通対策についてご報告します。


1.iバスの充実を

 市内を走る赤いバスが稲城のシンボル的存在ともなっているiバスは運行から4年を経過。 今年度は,運行間隔短縮(増便)の試行運転の予算も組まれ,市民から期待されています。

◆中長期的な視点での充実を

 4月1日付「広報いなぎ」の第三次「行革」の概要説明でも,iバスの充実があげられ,市民から高い関心と期待が寄せられています。 こうしたことから私は,(1)iバスの中長期的な視点に立った充実,(2)iバスを含めた市内バス路線の総合的な検討などを求めました。
 市は,「中長期的な充実をはかる必要がある」,「新たなバス路線の運行と既存バス路線の充実にむけバス会社と協議している」と前向きに回答しました。


2.貧困と社会的格差の広がりのもとで市民生活を守る市政を

 貧困と社会的格差が広がるもとで,その是正が社会的に求められています。

◆貯蓄ゼロ世帯の急増,サラリーマンの年収減

 国民のくらしの現状を1997年と比較してみると,生活保護世帯は63万世帯から103万世帯に急増。 就学援助世帯の比率も6.6%から12.8%に急増。 貯蓄ゼロ世帯は10.2%から23.8%に激増。 同じ時期に,サラリーマン世帯の年収は平均で87万円も減っています。
 国際比較で見ても,OECD(経済協力開発機構)の調査では,日本の貧困率は15.8%に達し,加盟25カ国の中で第5位,25カ国平均の10.2%を大きく上回っており,貧困と社会的格差の広がりは明らかです。

◆「住民福祉の機関」の長として,市民生活を守る姿勢を問う

 稲城市でも,同様に生活保護率,就学援助率が増えています。 厳しい市民生活を身近な地方自治体がどう支えるのかが問われています。
 こうしたことから,稲城市における市民生活の実態をふまえ,貧困と社会的格差が広がるもとで,「住民福祉の機関」,「基礎的自治体」の長として,市長が市民生活を守る姿勢にしっかり立つこと,その立場から,介護保険料・利用料および国保税の軽減,障害者自立支援法のもとでの利用者負担の独自軽減などを求めました。
 市長は,「経済状況がプラスに向かえば,格差も一定是正される。支援策は研究・検討」と緊張感のない回答。

◆介護保険の独自軽減策 −多摩26市の半数が実施

 私は,介護保険の独自軽減策は東京都の制度以外にも,1割負担の軽減策やホテルコストの軽減策などを多摩地域の26市の半数が独自に実施していること,4月実施の自立支援法でも,東京都と17区5市で独自助成を実施していることを指摘し,稲城市でも市民の厳しいくらしの実態に目をむけ,独自の軽減策実施をしっかり検討することを強く求めました。


3.新文化センターと公民館について

 若葉台・長峰・坂浜の地域の市民の活動拠点となる文化センターが待望されています。 現在,若葉台駅前に「(仮称)新文化センター」の建設計画が進められています。
 ところがこの新文化センターには,他の文化センターにある「社会教育施設としての公民館」の位置づけがなく,施設利用の原則有料化が検討されています。

◆公民館の位置づけと無料利用原則の保障を

 こうしたことから私は,2005年3月議会に続いて,社会教育を発展・継承していく立場から,
 (1)若葉台,長峰,坂浜地域で社会教育を保障するために,新文化センターでも公民館機能を位置づけること,
 (2)現在,公民館を無料で利用している団体の新文化センター施設の無料利用を保障すること,を求めました。
 市は,「公民館の位置づけはしないが,民間業者の基本事業,自主事業などで地域の社会教育を保障していく。無料利用については減免措置を考えている」という趣旨の回答をしました。
 しかし,民間事業者の運営で,市民参画や地域の教育・文化の発展に寄与する社会教育を保障できるのかは,無料利用原則を含め,やはり疑問です。

◆30年を超える歴史の公民館は稲城市の誇るべき財産

 稲城市の公民館は,
(1)公民館主催事業
(2)自主グループ援助事業
(3)施設提供事業
 の3つを柱に,(1)教育を受ける権利として無料利用原則,(2)社会教育を実践する職員配置,(3)公民館運営審議会の設置という実施体制のもとで,市民に豊かな社会教育を保障してきました。
 稲城市のこの公民館事業は,30年を超える歴史をもち,稲城市の誇るべき財産です。 公民館を新文化センターにもしっかり位置づけ,地域の社会教育を保障していくことが求められます。


4.大気汚染を減らすニュータウンの交通対策を

 道路の混雑(渋滞)による大気汚染は,子どもたちが長い時間を過ごす学校付近ではいっそう心配されます。
 このことから,一般的な道路の混雑解消というだけでなく,大気汚染を抑える視点で,学校付近での大気汚染防止にむけた下記のとりくみを求めました。

◆若葉台小,向陽台小付近の大気汚染を抑えるとりくみを

(1)ニュータウン街路1号線(若葉台小学校西〜若葉台西交差点付近)の交通混雑の解消
(2)南多摩尾根幹線(向陽台小学校南〜稲城中央公園交差点付近)の交通混雑の解消

 市は,「環境面も十分認識し,信号のサイクル変更など混雑解消を警察と協議していきたい」と前向きに回答しました。
 稲城に住む魅力として,都心から近く環境がよいことがよくあげられます。
 排ガスの健康被害を減らすことをはじめ,今後もしっかり,稲城の環境をまもる取り組みに力を尽くします。